2019年 1号 (Vol.25 No.1)

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今号の表紙
Ai Hasegawa『(IM)POSSIBLE BABY, CASE 01: ASAKO & MORIGA』(2015)

Ai Hasegawa アーティスト、デザイナー。生物学的課題や科学技術の進歩をモチーフに、現代社会に潜む諸問題を掘り出す作品を発表している。2012年英国Royal College of Art, Design InteractionsにてMA取得。2014年秋から2016年夏までMIT Media Labにて准研究員兼大学院生。2017年から東京大学大学院特任研究員(JST ERATO川原万有情報網プロジェクト)。本作,「(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合」で第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。国内外で展示多数。主な展示:森美術館:六本木クロッシング2016 My Body, Your Voice展、上海当代艺术馆(MoCA) MIND TEMPLE展、 スウェーデン国立デザイン美術館: Domestic Future展、台北デジタルアートセンター : Imaginary Body Boundary /想像的身體邊界展、アイルランド Science Gallery :Grow your Own…展 等。 https://aihasegawa.inf

表紙の詳細

【目次】

巻頭言

「徒然に思うこと」 三枝 理博 1

総説

「ヒトの体内時計(1)」 本間 研一 2
「哺乳類 Period の真の機能とは何か」 明石 真 10
「イネが光周性花芽形成の「モデル」って本当ですか? -「リファレンス」という概念の薦め-」 井澤 毅 18
「魚類の産卵周期にみられる月を利用した時刻あわせ」 竹村 明洋・福永 耕大・宇田川 伸吾・武方 宏樹・竹内 悠 29

古典を訪ねて

「石森國臣論文現代語訳 ~睡眠物質研究の原典~」 小林 里帆・粂 和彦 36
「石森國臣論文原文」

受賞論文

「時間生物学の実験と理論のはざま」 伊藤 浩史 42
「気分障害に対する時間生物学的治療の有効性と治療反応予測因子の開発」 鈴木 正泰 47

研究室便り

「シアノバクテリアの概日時計で時を刻みつつ」 寺内一姫 52

リレーエッセイ

「若手の会」 吉種 光 55

留学体験記

「ミラノ滞在記」 吉池 卓也 57

第25回日本時間生物学会学術大会関連

「第 25 回 日本時間生物学会学術大会開催報告」 中村 渉・前村 浩二  63
「第 25 回 日本時間生物学会に参加して」 沖村 光祐  65
「日本時間生物学会 第 25 回定期学術大会参加記」 鳥井 孝太郎 67
「International Symposium on Biological Rhythms: A Bridge to a New Era of Circadian Biology」 佐藤 章悟 68

関連学会参加記

「ESRSに参加して」 駒田 陽子  70
「日本学術会議 緊急公開シンポジウム
「生活時間と健康 健康科学からみたサマータイムの問題点」に参加して」 王 幸慈  72


第26回日本時間生物学会学術大会のお知らせ 三枝 理博 74
第17回(2019年度)日本時間生物学会学術奨励賞公募のお知らせ 本間 研一 76
お詫びと訂正 77
CoFF2019/ISNFF2019/ICPH2019開催告知 78
事務局報告 吉村 崇 79
賛助会員リスト  83
執筆要領  84
編集後記