第21回(2023年度)日本時間生物学会学術奨励賞』公募のお知らせ
日本時間生物学会 学術奨励賞選考委員長 岩崎秀雄
学術奨励賞は、時間生物学の領域で顕著な業績をあげ、今後の活躍が期待される若手研究者に与えられます。原則として、基礎科学部門1名、臨床・社会部門1名の計2名を受賞者として選出します。自薦、他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。奨励賞に関する会則内規の改訂を受け、年齢制限の廃止やライフイベントの考慮など、応募資格などについて大きな変更があります。また、例年に比べて〆切が早いのでご注意ください。応募にあたっては、この要領およびオンライン申請フォームの記載事項をよく読んで下さい。なお受賞者は、2023年9月15日(金)〜17日(日)にパシフィコ横浜で開催される第30回日本時間生物学会学術大会で受賞講演をしていただきます。
応募資格
回数 | 審査部門 | 受賞者氏名 | 受賞時所属 | 受賞対象研究題目 |
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第1回(2003) | 岩崎 秀雄 | 名古屋大学大学院理学研究科 | シアノバクテリアの概日時計の分子機構 | |
池田 真行 | 財団法人大阪バイオサイエンス研究所 | 体内時計ニューロンにおける長期細胞内Ca2+ダイナミクスの解明 | ||
第2回(2004) | 吉村 崇 | 名古屋大学大学院生命農学研究科、高等研究院 | 脊椎動物の光周性の分子機構 | |
第3回(2005) | 基礎科学 | 太田 英伸 | 東北大学病院周産母子センター | 時計遺伝子による人工環境の評価 |
臨床・社会 | 村上 省吾 | 大阪医科大学附属病院 第3内科 | ||
第4回(2006) | 基礎科学 | 八木田 和弘 | 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻 | 培養細胞を用いた哺乳類概日時計の研究 |
臨床・社会 | 該当者なし | |||
第5回(2007) | 基礎科学 | 上田泰己 | 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター | 体内時計のSingularity現象の解明 |
大石勝隆 | 独立行政法人産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 | 高脂血症治療薬フィブレートによる体内時計の制御 | ||
臨床・社会 | 樋口 重和 | 国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部 | 生活環境光によるヒト生体リズムの調節作用とその個体差に関する研究 | |
第6回(2008) | 基礎科学 | 小柳 悟 | 九州大学大学院薬学研究院 | 体内時計の分子機構を基盤にした抗癌剤の創薬・育薬研究 |
臨床・社会 | 該当者なし | |||
第7回(2009) | 基礎科学 | 中村 渉 | 大阪大学生命科学研究独立アプレンティスプログラム 大学院歯学研究科口腔時間生物学研究室 | 概日行動リズムを制御する視交叉上核の階層的研究 |
臨床・社会 | 該当者なし | |||
第8回(2010) | 基礎科学 | 明石 真 | 山口大学時間学研究所 | 時計遺伝子発現振動の分子機構解析および低侵襲測定法開発 |
広田 毅 | カリフォルニア大学サンディエゴ校 | 哺乳類における末梢概日時計の分子機構 | ||
安尾しのぶ | 九州大学大学院農学研究院 | 脊椎動物の光周性を支配する脳内メカニズムの解明 | ||
臨床・社会 | 該当者なし | |||
第9回 (2011) | 基礎科学 | 中畑 泰和 | 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 遺伝子発現制御 | |
臨床・社会 | 安藤 仁 | 自治医科大学医学部薬理学講座臨床薬理学部門 | ||
栗山 健一 | 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部 | |||
第10回 (2012) | 基礎科学 | 中村 孝博 | 帝京平成大学薬学部 | 生理的体内時計修飾機序の解明 |
羽鳥 恵 | ソーク研究所 | 外界刺激による概日時計の調節機構 | ||
臨床・社会 | 久保 達彦 | 産業医科大学医学部 | 交替制勤務者の悪性腫瘍リスクに関する疫学研究 | |
第11回 (2013) | 基礎科学 | 小島 志保子 | Dept. Neuroscience, Univ. Texas, Southwestern Medical Center | 哺乳類概日リズムと遺伝子発現の転写後制御機構の解明 |
臨床・社会 | 駒田 陽子 | 東京医科大学 | 子どもの睡眠習慣・概日リズム変調が日中機能に及ぼす影響 | |
藤 秀人 | 富山大学大学院医学薬学研究部 | 時間薬物療法の臨床応用を目指したトランスレーショナルリサーチ | ||
第12回(2014) | 基礎科学 | 山仲 勇二郎 | 北海道大学大学院医学研究科 | ヒト生物時計の非光同調機構の解明 |
臨床・社会 | 松永 直哉 | 九州大学大学院薬学研究院 | 生体リズムの分子機構を基盤とした臨床薬剤学への応用 | |
大林 賢史 | 奈良県立医科大学 | 光曝露量およびメラトニン分泌量に関する時間疫学研究 | ||
第13回(2015) | 基礎科学 | 中道 範人 | 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 | 植物の概日時計機能に関わるタンパク質PRR の研究 |
臨床・社会 | 牛島 健太郎 | 自治医科大学医学部 | 生物時計を基盤にした医薬品のトランスレーショナル研究 | |
第14回(2016) | 基礎科学 | 小野 大輔 | 名古屋大学環境医学研究所 | 視交叉上核の生後発達と時計遺伝子 Cryptochromeの役割 |
遠藤 求 | 京都大学大学院生命科学研究科 | 植物における概日時計の組織特異的な役割 | ||
臨床・社会 | 応募者なし | |||
第15回(2017) | 基礎科学 | 吉種 光 | 東京大学大学院理学系研究科 | |
臨床・社会 | 北村 真吾 | 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部 | ||
第16回(2018) | 基礎科学 | 伊藤 浩史 | 九州大学芸術工学研究院 | |
臨床・社会 | 鈴木 正泰 | 日本大学医学部精神医学系精神医学分野 | ||
第17回(2019) | 基礎科学 | 金 尚宏 | 東京大学大学院理学系研究科 | |
臨床・社会 | 高江洲 義和 | 杏林大学医学部精神神経科学教室 | ||
第18回(2020) | 基礎科学 | 大出 晃士 | 東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 システムズ薬理学教室 | 多重リン酸化を基盤とした時間情報制御 |
臨床・社会 | 江崎 悠一 | 狭間病院藤田こころケアセンター、藤田医科大学医学部精神神経科学講座 | 日常生活における光曝露環境と双極性障害の病状との関連 | |
第19回(2021) | 基礎科学 | 池上 啓介 | 愛知医科大学 医学部生理学講座 | |
臨床・社会 | 田原 優 | 早稲田大学 理工学術院 | ||
第20回(2022) | 基礎科学 | 平野 有沙 | 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 | |
臨床・社会 | 志村 哲祥 | 東京医科大学精神医学分野 |