学術奨励賞応募資格
- 日本時間生物学会の会員であること
- 応募年度の4月1日時点で、博士学位の取得後11年以内、 または、修士学位・6年制課程学士学位(医学部、歯学部、獣医学部、薬学部など)の取得後13年以内であること。ただし、産前・産後の休暇、3か月以上の育児休業を取得した場合は、男女を問わず1回の出産につき1年、学位取得後年数の延長を認めます。また、介護休業を取得した場合は、その期間、学位取得後年数の延長を認めます。その他、激甚な災害等不測の事態や、療養などによる研究活動の中断・遅延を考慮します。
歴代受賞者
回数 | 審査部門 | 受賞者氏名 | 受賞時の所属先 | 受賞対象研究題目 |
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第22回 (2024) | ◆ 基礎科学 | 三宅 崇仁 | 京都大学大学院 薬学研究科 | 概日体温リズムによる転写によらない生物時計調律機構の解明 |
◎ 臨床・社会 | 吉田 優哉 | 九州大学大学院 薬学研究院 | 時間薬理学的解析を基盤とした新たな臓器連関機構の発見と治療法開発に関するトランスレーショナルリサーチ | |
第21回 (2023) | ◆ 基礎科学 | 武方 宏樹 | 琉球大学 研究推進機構 | 潮汐や月に関連する生物リズムの生理学的解析 |
◆ 基礎科学 | 村中 智明 | 名古屋大学 大学院生命農学研究科 | 植物の概日時計における同期の研究 | |
◆ 基礎科学 | 森岡 絵里 | 富山大学 学術研究部理学系 | 概日ペースメーカーニューロンにおけるミトコンドリア陽イオン交換輸送体 LETM1 の 役割の解明 | |
◎ 臨床・社会 | 中村 勇規 | 山梨大学 医学工学総合研究部 | 概日時計によるアレルギー反応の制御機構の解明 | |
第20回 (2022) | ◆ 基礎科学 | 平野 有沙 | 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 | 時計タンパク質の翻訳後修飾による概日リズム形成メカニズムの解明 |
◎ 臨床・社会 | 志村 哲祥 | 東京医科大学精神医学分野 | 睡眠覚醒リズムとクロノタイプが心身のストレス反応と生産性に与える影響の検討 | |
第19回 (2021) | ◆ 基礎科学 | 池上 啓介 | 愛知医科大学 医学部生理学講座 | 脊椎動物における光周性および概日生理機能制御構の解明 |
◎ 臨床・社会 | 田原 優 | 早稲田大学 理工学術院 | 時間健康科学のトランスレーショナル研究 | |
第18回 (2020) | ◆ 基礎科学 | 大出 晃士 | 東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 システムズ薬理学教室 | 多重リン酸化を基盤とした時間情報制御 |
◎ 臨床・社会 | 江崎 悠一 | 桶狭間病院藤田こころケアセンター、藤田医科大学医学部精神神経科学講座 | 日常生活における光曝露環境と双極性障害の病状との関連 | |
第17回 (2019) | ◆ 基礎科学 | 金 尚宏 | 東京大学大学院理学系研究科 | 概日分子ハンティングと振動原理の追求 |
◎ 臨床・社会 | 高江洲 義和 | 杏林大学医学部精神神経科学教室 | 双極性障害と概日リズム睡眠障害の関連ならびに時間生物学的治療介入の再発予防効果 | |
第16回 (2018) | ◆ 基礎科学 | 伊藤 浩史 | 九州大学芸術工学研究院 | 概⽇リズムと温度に関する理論的研究 |
◎ 臨床・社会 | 鈴木 正泰 | 日本大学医学部精神医学系精神医学分野 | 気分障害に対する時間生物学的治療の有効性と治療反応予測因子の開発 | |
第15回 (2017) | ◆ 基礎科学 | 吉種 光 | 東京大学大学院理学系研究科 | 哺乳類における概日時計の分子解剖 |
◎ 臨床・社会 | 北村 真吾 | 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部 | 睡眠・生体リズム失調の生理的基盤と健康影響 | |
第14回 (2016) | ◆ 基礎科学 | 小野 大輔 | 名古屋大学環境医学研究所 | 視交叉上核の生後発達と時計遺伝子 Cryptochromeの役割 |
◆ 基礎科学 | 遠藤 求 | 京都大学大学院生命科学研究科 | 植物における概日時計の組織特異的な役割 | |
◎ 臨床・社会 | 応募者なし | |||
第13回 (2015) | ◆ 基礎科学 | 中道 範人 | 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 | 植物の概日時計機能に関わるタンパク質PRR の研究 |
◎ 臨床・社会 | 牛島 健太郎 | 自治医科大学医学部 | 生物時計を基盤にした医薬品のトランスレーショナル研究 | |
第12回 (2014) | ◆ 基礎科学 | 山仲 勇二郎 | 北海道大学大学院医学研究科 | ヒト生物時計の非光同調機構の解明 |
◎ 臨床・社会 | 松永 直哉 | 九州大学大学院薬学研究院 | 生体リズムの分子機構を基盤とした臨床薬剤学への応用 | |
◎ 臨床・社会 | 大林 賢史 | 奈良県立医科大学 | 光曝露量およびメラトニン分泌量に関する時間疫学研究 | |
第11回 (2013) | ◆ 基礎科学 | 小島 志保子 | Dept. Neuroscience, Univ. Texas, Southwestern Medical Center | 哺乳類概日リズムと遺伝子発現の転写後制御機構の解明 |
◎ 臨床・社会 | 駒田 陽子 | 東京医科大学 | 子どもの睡眠習慣・概日リズム変調が日中機能に及ぼす影響 | |
◎ 臨床・社会 | 藤 秀人 | 富山大学大学院医学薬学研究部 | 時間薬物療法の臨床応用を目指したトランスレーショナルリサーチ | |
第10回 (2012) | ◆ 基礎科学 | 中村 孝博 | 帝京平成大学薬学部 | 生理的体内時計修飾機序の解明 |
◆ 基礎科学 | 羽鳥 恵 | ソーク研究所 | 外界刺激による概日時計の調節機構 | |
◎ 臨床・社会 | 久保 達彦 | 産業医科大学医学部 | 交替制勤務者の悪性腫瘍リスクに関する疫学研究 | |
第9回 (2011) | ◆ 基礎科学 | 中畑 泰和 | 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 遺伝子発現制御 | |
◎ 臨床・社会 | 安藤 仁 | 自治医科大学医学部薬理学講座臨床薬理学部門 | ||
◎ 臨床・社会 | 栗山 健一 | 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部 | ||
第8回 (2010) | ◆ 基礎科学 | 明石 真 | 山口大学時間学研究所 | 時計遺伝子発現振動の分子機構解析および低侵襲測定法開発 |
◆ 基礎科学 | 広田 毅 | カリフォルニア大学サンディエゴ校 | 哺乳類における末梢概日時計の分子機構 | |
◆ 基礎科学 | 安尾 しのぶ | 九州大学大学院農学研究院 | 脊椎動物の光周性を支配する脳内メカニズムの解明 | |
◎ 臨床・社会 | 該当者なし | |||
第7回 (2009) | ◆ 基礎科学 | 中村 渉 | 大阪大学生命科学研究独立アプレンティスプログラム 大学院歯学研究科口腔時間生物学研究室 | 概日行動リズムを制御する視交叉上核の階層的研究 |
◎ 臨床・社会 | 該当者なし | |||
第6回 (2008) | ◆ 基礎科学 | 小柳 悟 | 九州大学大学院薬学研究院 | 体内時計の分子機構を基盤にした抗癌剤の創薬・育薬研究 |
◎ 臨床・社会 | 該当者なし | |||
第5回 (2007) | ◆ 基礎科学 | 上田 泰己 | 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター | 体内時計のSingularity現象の解明 |
◆ 基礎科学 | 大石 勝隆 | 独立行政法人産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 | 高脂血症治療薬フィブレートによる体内時計の制御 | |
◎ 臨床・社会 | 樋口 重和 | 国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部 | 生活環境光によるヒト生体リズムの調節作用とその個体差に関する研究 | |
第4回 (2006) | ◆ 基礎科学 | 八木田 和弘 | 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻 | 培養細胞を用いた哺乳類概日時計の研究 |
◎ 臨床・社会 | 該当者なし | |||
第3回 (2005) | ◆ 基礎科学 | 太田 英伸 | 東北大学病院周産母子センター | 時計遺伝子による人工環境の評価 |
◎ 臨床・社会 | 村上 省吾 | 大阪医科大学附属病院 第3内科 | ||
第2回 (2004) | 吉村 崇 | 名古屋大学大学院生命農学研究科、高等研究院 | 脊椎動物の光周性の分子機構 | |
第1回 (2003) | 岩崎 秀雄 | 名古屋大学大学院理学研究科 | シアノバクテリアの概日時計の分子機構 | |
池田 真行 | 財団法人大阪バイオサイエンス研究所 | 体内時計ニューロンにおける長期細胞内Ca2+ダイナミクスの解明 |