世界時間生物学会連合(World Federation of Societies for Chronobiology:WFSC)の学術会議である国際時間生物学会(World Congress of Chronobiology:WCC)の第2回大会が、日本時間生物学会主催、大塚邦明会長のもと、本年11月4−6日東京京王プラザホテルで、日本時間生物学会・日本睡眠学会合同学術大会と連携して開催されます。
本大会は、当初Society for Research on Biological Rhythms(SRBR)が主催する 予定でしたが、急遽、日本睡眠学会が第1回に続いてお世話することになりました。 WFSC理事会での最終決定が昨年12月上旬であり、組織作りや会場準備に忙殺されて いたことから、会員へのご報告が遅れたことをお詫びします。
大会運営は主として東 京在住の理事にお願いしました。 WFSCは2001年に、日本時間生物学会のイニシアチブのもとに、SRBR、ISCなどの時 間生物学に関する各国の学会を結ぶ国際組織として誕生しました。そして、第1回国 際時間生物学会が2003年、札幌市において成功裏に開催されたことは記憶に新しいと ころです。WFSCの理念は、学際的な学問である時間生物学をさらに発展させるため、 それぞれ特徴のある学会や会員の交流の場を提供することにあります。日本時間生物 学会はその接着剤として、第2回大会も主催することになりました。
今回は、新たに アジアの時間生物学者との交流を心がけています。 大会の詳細については、すでにHP(http://www.ec-japan.jp/wcc2007/)で紹介されています。会期は実質2日間で、時間生物・睡眠学会合同大会の直 前となっています。高橋敏治時間生物学会大会長、大井田隆日本睡眠学会大会長の全 面的な協力を得、合同大会との連携を図る目的で、WCCへの参加者は合同大会にも無 料で参加できます(参加登録は共通)。また、懇親会も合同で行われます。UMIN による演題募集が5月から開始されます。多くの会員がWCCに参加し、会を盛り上げ て下さい。